香港風物詩 年間暦
旧正月 旧正月の風習はこちらもご参照ください。
@【香港、旧正月モードな変身】
A【紅く燃ゆる街、そして女性】<<色彩編>>】
B【優の良品的正月一押しは!】<<お菓子編>>】
C【正月準備、花市、そして1年】<<挨拶編>>】
D【花と人の波、旺角「花墟道」】<<お花編>>】
E【黒髪ゆらゆら、發財好事!<<お正月の食事編>>】
F【旧正月、爆竹と警笛と花火〜中国編】
G【はずせない年[米羔]、旧正月】
H【拝年と、口にできない言葉】
新暦のお正月(1月1日)だけは、祭日にはなっているものの特に意味はないなんでもない日であることが、日本人にはなんだか物足りないものですが、香港がお正月を迎えるのは旧暦の元日。
日本の風習とおなじように、大晦日までに大掃除をして、お正月を迎えるお飾りや食事(年ゴウというこちらのお餅(年年高、毎年よくなるの意味がある)や大根餅、揚げ餃子、瓜子、糖果など)の用意で街はあわただしくなります。日本以上に家族で過ごすことが大切にされています。もちろん初詣に行く人も多いそう。
こちらのお飾りは赤と金の華やかなもの。毎年お正月2日目には花火大会もおこなわれます。
お正月の前になると、街中でお正月用のお花を抱えている人を見かけるようになります。花市も開かれ、一番大きなものはヴィクトリアパーク。ニュースにもよく風物詩で登場していますが、露店などもあり、すごい人で賑わっています。
水仙(運が良くなる)、グラジオラス(正月に開くと縁起がいいそう)、金柑・牡丹(お金が儲かる)、桃の花(異性運の向上)に猫やなぎなど縁起がいいとされるお花がズラリとならびます。
街中いたるところでみかける金柑。香港のお正月の一番ポピュラーな挨拶は「恭喜發財(クンフェイファッチョイ)!」。これも直訳すると「儲かりますように」ってこと。なかなかストレートな人たちです・・・(ちなみに中国大陸では旧正月にも「新年快楽」「新年好」という一般的な「あけましておめでとう」という挨拶を耳にすることも多い)。香港では元日には掃除をしない、髪を洗わないなどとも言われているそうで、理由は「お金や福を流して(掃きだして)しまうから」だとか。
おじいさんもおばあさんも、おじさんもおばさんも、お花をたくさん抱えて歩いている姿はとてもほほえましいです。若い人たち(中には中学生くらいのグループがいたりもしてビックリ!)
お年玉袋。日本とはちょっと異なり、子供や独身の人(まだ独立してないとみなされるらしい)、マンションの守衛さんたち、会社の部下たち、ひいきにしているお店や場所のスタッフにもあげるのが一般的。金額は10ドル〜20ドル程度ですが(会社の自分の秘書には大盤振る舞いしたりする人も多いそう)チリも積もれば山となり、痛い出費です。
これ、燻製です。かなりグロテスク、鶏まるごと。魚もまるごとです。お正月のお料理に使うのか、この時期結構お店はにぎわっています。
チャーハンやスープの具に入れたりするとか。味はサラミに近いとのこと。
わたしも中華料理食べに行ったときには、こういうの入ってるんだろうな・・・。
情人節 香港のバレンタインデーは、男性から女性へ花束(やプレゼント)を送る日となっています。そこまでなら、本場西洋と同じですが、それだけじゃすまないところがさすが香港。この日、男性は恋人のオフィスに花を送るということが香港中でおこなわれているとか!この日は香港人女性の意地と見栄のかかった勝負の日!?花束の大きさで愛情をはかるかどうかは知りませんが(ありえる)、隣の女性とどっちが大きいかとか心の中で比べていそう・・・もらえる相手のいない女性が自分で自分宛に送るなんてことも実際にあるらしく、この日、香港の花屋さんは1年の半分の売り上げをあげるのだそうです・。
香港人女性とつきあうと、大変です。
バレンタインデーレポートはこちら→【香港の中心で情人節快楽!】
清明節 チンミン・フェスティバル。清明節とは24節気(★この欄最下段に説明)のひとつで、春分から15日目。新暦4月5日頃に当ります。お墓を清める日、または「お彼岸」として、「清明(清く聡明)節」の日には中国の家族が墓参りをし、墓の掃除をしたり、刻まれた碑文を整えたり、酒や果物を供えて祖先への尊敬の念を示します。
祖先崇拝は、何千年にもわたり受け継がれている中国式伝統行事の一つです。
<<ご参照>>香港人はこんなに家族を大切にするのです。→【香港人の気持ちよい温かさ】
★24節気:陰暦でいう季節の区分け。全部で24あり、そのうちの一つが「清明」で、二十四節気の中で唯一の祭日。

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キリスト教の四旬節(Lent)の一つで連休となります。とはいっても街にイースターエッグやイースターバニーがそれほど溢れたりするわけでもなく、「なんとなく連休」な感じ(もちろんそうじゃない厳粛な儀式とされるクリスチャンの方々だって多いでしょうが)。
イギリス時代の名残をちゃっかりそのまま残しているという感じがします。別にカソリックの国でもないのに・・・って硬いこといわないの!っていうのが香港らしい・・・。
仏祖誕 ブッダ・フェスティバル、お釈迦様の誕生日で祝日。旧暦4月8日、新暦では4月下旬から5月。
街中ではさほど目立ったことはないですが、ランタオ島の巨大仏像がある寶蓮寺など、仏教のお寺では、お祝いのイベントが行われます。
同じ日、香港長洲島では饅頭祭りのフィナーレ。その様子はこちらでごらんください。
@【混在する東西フェスティバル】
A【長洲島、キョンシーのパレード】
B【世界に配信Bun Festival】
C【身を清め、勝負の決戦饅頭祭】
端午節 旧暦の5月5日のお祝いです。日本では「こどもの日」ですが、香港ではちょっと違います。
そもそも端午節は、国を憂いた中国の詩人が政府にそれを訴えたところ、逆に権力者に追放される憂き目にあい、身を投げてしまったと。それを知った漁師たちが、彼が龍や魚に食べられてしまわないようにとチマキを作って投げながら探し回ったという話から来ているそう。その舟で探し回ったということから、香港ではその日「ドラゴンボートフェスティバル」というい龍の形の舟で速さを競い合う競技(お祭り)がおこなわれるようになり、チマキを食べる(日本風のおやつではなく、笹にくるまれたおこわ風のもの)習慣も残っています。
重陽節 「9」は中国語の「久」と同じ発音であることから、長久平安の意味があるとされているそうです。旧暦9月9日、この日香港では、高いところに上り、景色を眺め、邪を避け災いを除いて、これからの生活も「歩歩高」(一歩一歩前進、一歩一歩よくなるの意味)であるようにと祈念する習慣があります。
中秋節 中秋の名月です。「円」というのは中国人にとって、特別の意味があるようです(日本でも「円満」なんて言いますが)。この日の夜は普段は別々に住んでいても家族全員集まり、”まあるい中国式の円卓を囲み、食事のあとにまあるい月餅(餡の中にまあるい玉子の黄身がはいっているものが一般的)や、まあるいカタチの果物を食べて、そのあとはまあるいランタンを手に、まあるいお月様を見るのだとか。この日はあちこちでお祭りもあり、夜中まで子連れの家族が街にあふれています。中秋節ではなくて、その翌日が祭日になっているのも合理的な香港らしくて笑えます。この時期、街では月餅や果物がいっぱい入った紙袋下げて歩いてるビジネスマン見かけます。これって、日本の年末の「カレンダー配り」に匹敵?
中秋節レポートはこちら→【まあるいまあるいまんまるい】
ハロウィン 中国のお祝いではありませんが、イギリス統治の頃に市民に浸透したお祭りです。この時期になると、街中に仮装のドレスやいたずらのおもちゃ、巨大なかぼちゃなどが溢れ、ハロウィンムード一色になります。当日の夜には子供たちが「トリック・オア・トリート」と玄関にやってきたりします。


スマス
香港が一年で一番美しくメイクアップされる時期です。蒸し暑い夏の名残もほとんど去り、雨がほとんど降らないさわやかな乾季が訪れます。バーゲンもはじまり、街はクリスマス一色で華やか。新暦のお正月は特にお祝いすることもないため、このクリスマスムードは旧暦のお正月準備がはじまる直前まで、1月中ごろまでは続きます。12月25日と26日が祭日となります。

クリスマスレポートはこちら。
@【光の洪水、香港を被う】
A【12月だ、クリスマスツリーだ!】
B【香港交通事情】
C【香港式クリスマスパーティー】
冬至 日本ではかぼちゃを食べたりゆず湯に入ったりしますが、この日も香港では「家族が集って食事をする日」として大切にされているようです。仕事が終わるとみんな即座に自宅へ急ぐとか。夜が1年で1番長いこの日、これから昼が長くなっていく旧暦の起点ということもあり、お祝いする日になっているとか。
冬至体験レポートはこちら→@【冬至の夜の一家団欒】 A【冬至@香港人ファミリー宅】
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